「時と間の模様」ーテトラミリューのテキスタイル展ー無事終了いたしました。
展覧会場にお越しくださいました皆様、関係者の皆様、大変感謝しております。
期間中、会場を提供していただいたBijuu さん本当にありがとうございました。
遅くなりましたが、展覧会レポートをお伝えいたします。
「みらいになじむ模様」をコンセプトとして、2014年12月より展開しているテトラミリューのテキスタイルデザイン。
その内容をわかりやすく皆様に伝えようと6ヶ月の間、企画、展示プランなどを組み立てていきました。
ちらり。
模様解説のパネルはシンプルに、みなさんにクルっとめくっていただきました。
こちらのパネルにはひとつひとつ、模様のものがたりがかかれていました。
みなさま、見ていただきましたでしょうか?
テトラミリューの空間でゆっくりして欲しい、また実際にテキスタイルを手にとっていただきたいということで設置しましたベンチ。
おにぎり型のクッションは、中に木材が入っているため、どっしりしていて
チェアークッションとして使いやすさのあるものになりました。
丸型を作って〜!というお声もあったので、今後考えていきたいなと思います。
こちらは模様のミーティングをした場面をイメージしたブースでした。
壁面にはデザインに至るまでのアイデアなどを描いています。
そして、喜木家具工房さんとのコラボレーション、TETRA STOOL。
スマートな形に落とし込めるように制作していただきました。
素敵なスツールに。
トキノハさんとのコラボレーションは、バラバラになる三角型のプレート。
なかなかこの三角、難しかったようで、また珍しい形でした。
ご来場いただいた観覧者の方々からは、好評をいただきました!
また、お土産のコラボレーションのパッケージもKAKERA PROJECTのパッケージにて販売。
私たちが提案する「ライフスタイル」は、
現代の中で日本らしさや、古くからあるいいものを感じ取って、
身近な生活で使うことで残していける、少しずつ変化させながら、自分たちの生活に取り込んでいくこと。
食も同じで、いいものがたくさんある京都から発信しておられるお店とのコラボレーション。
とても楽しかったです。
そして土曜日3回限定で開催いたしましたイベント「WAGASHI&TALK」。
伝統、モチーフ、時間というテーマから探った日本らしさと、私たちのこれから。
和菓子店 青洋さんには、すてきな「環(めぐる)」という和菓子をご提案いただきました。
食べ進むと味が変化する、他にはない和菓子。
そして素材には日本古来種のシークワーサーを。今の季節にもぴったり。
伝統の手仕事のお話、季節のモチーフを楽しむ日本らしさ、そして時間というテーマで進めたトークでしたが、
青洋さんは食として「一瞬」の時間を大事にしていきたいというお話をしていただきました。
そして、現代にもあった和菓子へのアイデアをお持ちの青洋さん。
みなさまの生活にある「食」なので、突飛なことや革新に偏るということではなく、
今後は伝統的な和菓子の美しさへの学びを深めつつ、
どちらの方向も試しながら進んでいかれるとのことでした。
テトラミリューのデザインは、「古い時間」、「長い時間」を大事に。
今後も日本らしさをモチーフや素材から取り込みつつ、
ちょっと革新のあるデザインを生んでいきたいと考えています。
ただ、そうした目新しさの中にも、次第に自然に、生活に馴染むようなデザインをと考えています。
これからは、古くからあるいいものに、テトラミリューのデザインをどう活かせるか、挑戦したいと考えています。
素敵な1週間を過ごすことができました。
今後も精進いたします。
テトラミリュー
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